第1回地区内クラブ国際奉仕委員長会議 報告


 国際奉仕活動に常日頃よりご協力いただきありがとうございます。
 8月21日に行いました第1回地区内クラブ国際奉仕委員長会議の報告をいたします。
 まず、今回は例年と異なり出席義務者に3年未満の新入会員の方々まで設定し、さらに昨年度クラブ会長など多くの方々に是非参加いただきたくご案内をいたしました。おかげさまで200名を超える登録を頂き、感謝申し上げます。また、登録想定者数とその収容人員の関係で、かなり不便な会場とせざるを得なかったことをお詫び申し上げます。

特別出席者

大澤輝秀 ガバナー
豊島徳三 パストガバナー
奥野 暁 高浜RC会長(ホストクラブ会長)

地区委員出席者

地区国際奉仕委員、地区青少年交換委員、世界社会奉仕委員

地区内クラブ出席者

2009-10年度国際奉仕委員長、3年未満新入会員
2008-09年度会長、幹事、国際奉仕委員会および国際奉仕に関連ある会員

他出席者

青少年交換帰国生、2010-11年度派遣候補生、ROTEX、および関係者

議事 第1部)

国際奉仕、青少年交換、世界社会奉仕委員の今年度方針及び進捗状況

議事 第2部)

世界社会奉仕委員会 2008-09年度事業報告
青少年交換委員会  2008-09年度派遣生 帰国報告(5名の帰国生)

 会議は最初に黒田地区国際奉仕委員長の本日の会議出席に対するお礼と主旨説明から始まり、大澤ガバナー挨拶、奥野高浜RC会長挨拶から引き続き第1部の議事に入りました。
 黒田国際奉仕委員長からは国際友好クラブとの交流が青少年交換活動及び世界社会奉仕活動に多くのきっかけを作るものであり、地区協での依頼アンケートの結果を示しながら友好関係を活発にすることを検討していただきたい旨の発表があり、また、次年度に向けR財団との新補助金、グローバル補助金の取得に向け強力に連携していくこと、経過の報告を今後していくことの発表がありました。森青少年交換委員長からはすでに今年度募集分は終わってしまったことから2010-11年度の派遣候補生8名の選考合格の報告とホスト/スポンサーRCとして協力いただきたい旨のお願いがありました。篭橋世界社会奉仕委員長からはロータリーそのものは親睦と奉仕の両輪から成り立っているという片山PDGの以前述べられた言葉の紹介から始まり、奉仕の理想の実現に世界社会奉仕もその一翼(大きな)を担っており、WCSは国際奉仕の大きな一分野の事業であることを説明されました。昨年度までのラオス小学校建設が一段落したことから、箱モノから各クラブの地道な継続性のあるWCS援助への移行を強く依頼されました。また、今年度からはベトナムに対するWCSプロジェクトに移行する方向性が示されました。多くのロータリアンが実際に現地を訪れ、見て感じていただき、WCS活動に参加されることを期待します。
 休憩後、過去の活動の実例を知り今後の国際奉仕活動の活性化に協力いただきたいという願いから、今会議の中心議事である第2部の『2008-09年度WCS報告』と『2008-09年度青少年派遣学生帰国報告会』に移りました。
◎2008-09年度世界社会奉仕(WCS)事業報告(報告書及びプロジェクト解説用のCDを各クラブ1部づつお渡ししました。世界社会奉仕関連の卓話等でご活用をお願いします)。
 WCSはクラブ対クラブでの推進が基本であり、それぞれのニーズに対する独自プロジェクトの推進が大切であると思いますが、クラブの規模や経験の多小等で独自事業推進が難しいクラブに対し地区委員会が浄財をお預かりしWCS活動を提案させていただき、それに対して活用させて頂いております。ここ4年ほどタイのチェンマイ地区に対する日泰ロータリー愛知奨学金の贈呈とラオスへの小学校建設と学用品支援を中心に展開してきました。今年度方針でも述べましたように、地区世界社会奉仕委員会ができることはWCS奉仕プロジェクトの入り口である学校建設やスポット的な日用品(学用品や衣服など)を贈呈するにとどまります。奉仕活動とくにWCS奉仕活動は何より継続が重要で、このプロジェクトで各クラブからの支援で出来上がった箱モノをその地域で本当の意味での保健・飢餓救援や識字率向上のような教育的支援に結び付けるべく継続性のあるWCS活動としてぜひ引き継いでいただきたい、との発表がありました。また、各クラブが毎年推進していただいている本来のWCS活動であるクラブ対クラブのプロジェクトも地区委員会としては地区実績として各ロータリークラブに相互に周知したいということから、ぜひ年度の終了時点でどのような活動をされたかの報告を、独自プロジェクトを行っているクラブから頂きたい旨依頼がありました。未経験クラブへの大いなる指針になると考えます。
◎2008-09年度青少年交換委員会 派遣学生帰国報告
 2008年から2009年にかけて青少年交換として1ヵ年外国に派遣され、各々で国際理解、国際親善を果たしてきました5名の帰国報告を行いました。なお、同時に交換学生として日本に来日している学生は1名(ニュージーランド)を除き6名全員が帰国いたしました。2009-10年度として8月下旬に5名が新たに来日いたしますので、第2760地区青少年交換学生として温かく見守っていただきたいと思います。

氏名 スポンサーRC 派遣国(地区) 派遣都市 受入RCクラブ
岡村昴幸 名古屋大須RC ドイツ(D.1830) Aalen Aalen-Limes RC
松本奈純 名古屋中RC フランス(D.1690) Royan Royan RC
小池博子 瀬戸RC USA(D.7640) Cherry Hill Garden RC
田中邑実 名古屋北RC ブラジル(D.4760) Belo Horizonte Panpulha RC
佐藤真紀子 瀬戸北RC フィンランド(D.1400) Raahe Raahe RC

詳細に関しましては後日『2008-09年度青少年交換 派遣学生帰国報告』という小冊子をクラブに配布させていただきます。1ヵ年外国で一人で大変苦労してロータリーの若き国際親善大使としての任務を全うして帰ってきました。1年前の人前ではほとんどしゃべれなかった子供たちが、1年の海外生活を堂々と報告し、本当に大きく育ったことを実感した時間でした。学生たちの帰国報告を卓話として各クラブの会員の皆様に聞いていただきたいので是非ご一報ください(ただ、学生ですので学校等の都合で日時等余裕を持って依頼してください)。
 最後に豊島徳三パストガバナーの講評を頂き会議は閉幕いたしました。
参加いただいた方には大変長時間会議に参画いただき、ありがとうございました。